2021/3/25

イースターの
テーブルコーディネート

今年もイースターが近づいてきました。

イースターとはキリスト教のお祭りのひとつです。イエス・キリストが死を克服したことをお祝いする日で、日本では復活祭と言われています。卵や、多くの子供を持つウサギなどがイースターエッグやイースターバニーとして象徴となっています。柄を付けた卵を部屋の中に隠し、みんなで探して楽しんだりして、春の訪れを祝うお祭りでもあります。
今年のイースターは4月4日の日曜日。因みに、イースターの日にちはどうやって決まるかご存じでしょうか?
春分の日の後の満月から数えて最初の日曜日がイースターになるので毎年日にちは変わるのですが、キリストの復活した日が日曜日だったと言われているので、必ず日曜日がイースターとなるそうです。

今回のイースターのテーブルスタイリングはTWSA代表の二本柳志津香(にほんやなぎしずか)様にお伺いしました。飾りつけのポイントなどを教えていただいておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

― 晴の自然の蘇りを祝いイースター-

今回はEPOCH TABLEのラインナップから、私がセレクトからコーディネートまで組ませていただいた「シャンペトル」のセットで、イースターをテーマにテーブルコーディネートしていきます。
春の芽吹きにピッタリなペールグリーンのプレート、ケーキスタンドまでついてくるお得感があるセットです。

カトラリーやプレート、どちらもテクスチャー(質感)を楽しむ仕様となっています。テーブルコーディネートを考える時、私の場合はノートや手帳に幾つかのキーワードを書き留めるところからスタートします。

どのような方におもてなしをするか?

私の場合は広告や誌面の1コマをコーディネートする事も多いので、ターゲットの年代なども考えます。

提供したいお料理やドリンク
空間(室内?野外?どんなインテリアか?なども考えていきます。)
テーマカラーやBGM

こういった事を走り書きしながら、簡単にラフ画を描いてみるのもおすすめです。

次は走り書きを頼りに器を選んでみましょう。
EPOCH TABLEの現在のラインナップは私をはじめ、4名のスタイリストがセレクトからコーディネートまで担当しておりますので、実に様々なテイストのコーディネートや食器、カトラリーに出逢えるのも魅力です。

さて、今回の私の走り書きは、

①イースター、EPOCH TABLEマガジンをご覧の方々
②キャロットポタージュや白ワイン・紅茶・春野菜のサンドウィッチなど
③室内、私のアトリエスペース
④ペールグリーンと木製天板をあわせたい。BGMはフレンチポップかな?

こんな走り書きと共に、ウサギ、たまご、春のお花、ハーブも入れたいなぁ、ナチュラルなイメージにしたいとノートにメモを書きました。

食材が決まったら準備を始めます。私はテーブルスタイリングの撮影ももちろん多いのですが、こちらの写真のように生活の一部を切り取ったライフスタイルに関するスタイリングの仕事も多いので、こうして食材と器を合わせてスタイリングの練習をしたりすることもよくあります。

EPOCH TABLEを利用すると、普段使っている手持ちの器と全く違うものでこういった様々なパターンの練習もできるのでありがたいです。


さあ、それではイースターのテーブルを作っていきましょう。
テーブルナプキンをウサギのようにしてみました。テーブルナプキンやテーブルクロスについて私が特にこだわっているのは、素材感によってシワをしっかりとるか心地よいシワを残すかです。ハリがあるテーブルナプキンやクロスはしっかりシワを取る事に専念しますし、今回のナプキンのようにリネンの風合いがある物は心地よい程度のしわ取りにしています。
結んだリボン、実は天然のラフィア(ヤシ科の植物)です。
ただ、ラフなだけでなく考えてあえて残した質感・・・。リラックスしてくつろぎたい、そんなテーブルになっていると良いのですが。いかがでしょうか?

続いてセンターピースを考えていきましょう。イースターですからベタかもしれないな~なんて思いつつ、ウサギを合わせてみました。
実はこのウサギの置物、とってもリーズナブルな雑貨店の物ですが蛍光色の洋服が塗られて販売されていました。それをシックな色にオーガニックな水彩ペンキで塗り替えたのです。
テーブルコーディネートというと、食器や雑貨を綺麗に並べるといったイメージがあるかもしれませんが、それですと誰でも出来てしまいますので、私は”シグネチャー”を大切にしています。”シグネチャー”とは署名やサインの意味で、「私がこのテーブルの作者ですよっ。」というような自分のオリジナリティーを入れる事です。
ウサギに合わせて卵の殻を綺麗に洗い、中に水を適量入れてお花を生けました。卵を塗ろうか・・・とも考えたのですが、今回は少しナチュラルなイメージにしたかったので何も塗らず素のままです。
卵の殻は使い終わったら砕き、もしガーデニングなどしていたら土に混ぜて土にかえしてあげても良いかもしれません。

さて、次はおもてなしの料理を作っていきましょう。
本来ならば料理を楽しむ道具の1つがテーブルウェアですので、料理が引き立つメニューを考えていく事がベストですが、私は職業柄、テーブルウェアを引き立てるメニューを考えて行く事も多々あります。
ですが今回はイースターのテーブルをご紹介する事が目的ですので、イースター・ウサギ・春のキーワードから、ウサギといえばニンジンでしょう~とストレートかつ単純な考えでキャロット冷製スープを作ってみました。そこにハーブを添えて。

いかがでしたか?
今回は私、二本柳志津香がスタイリストの目線でテーブルコーディネートやスタイリングの際に心がけている事や手順をお伝えさせていただきました。お付き合いいただき、ありがとうございました。

_Profile_
<二本柳志津香
(社団法人テーブルウェアスタイリスト連合会代表理事・株式会社空間スタイリング社CEO)>

大手企業をはじめとする広告・CM・書籍・雑誌・カタログなどの撮影を手がけるスタイリ ストで、ホテル・飲食店舗など様々な業種の店舗やイベント会場の空間デザイン/装飾を 多く手がけている。
また、商品装飾展示技能士(国家資格)として、VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)を専門とするディスプレイのプロフェッショナルであり、企業のショールームやショーウィンドウを効果的に彩る事も生業の一つとなっている。日本初の食器資格の創設者として、新聞・メディアへの登場多数。
自身が代表を務めるテーブルウェアスタイリスト連合会(略称:TWSA)主催のテーブルウェアスタイリスト🄬講座では多くの受講者を指導し、プロのスタイリストとして広告、カタログ、書籍などで活躍する方々を輩出し続けている。

 

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