EPOCH TABLE Magazine

2020/6/16

器にまつわるお話 ~Honiton Lace by Joanne Lindsey~

皆様にご紹介しているコーディネートの中から、より楽しく器を使っていただけるように、器にまつわるちょっとしたお話をお届けします。
今回はリラックスの中でセレクトしているJoanne Lindseyプロデュース「Honiton Lace」の器についてのお話です。

Photo credit: Carolyn Mendelsohn

Ms. Joanne Lindsey(ジョアン・リンジー)はイギリスのウエディングプランナーでありセレブラント。
セレブラントとは、無宗教の結婚式や異なる宗教間での結婚式など、教会以外の場で結婚式を希望するカップルから依頼を受け、結婚式を正式に執り行い、人前結婚の立会人としてセレモニーの進行だけでなく、法的にもカップルの婚姻を承認・証明することができる、多様な人々が集まる国ならではの、政府公認資格が必要な職業をさします。
また、カップルの要望やゲストの個性・個々のスタイルに合わせ、会場から衣装・小道具まで、トータルコーディネートも行います。
ジョアン・リンジーはイギリスで最初に政府公認資格を取得した、文字通りセレブラントの第一人者。そして彼女が作り上げるオーダーメイドウエディングは、ガーデンスタイルが特徴であり、自然の美しさにあふれた結婚式をプロデュースしています。
そして、そんなセレブラントがデザイン監修したシリーズが、この「Honiton Lace」です。


_Honiton Laceとは?_

16世紀中後期、イギリス南西部のデボン州ホニトンで生まれたポピンレースをホニトンレースと言います。19世紀、ヴィクトリア女王が純白のホニトンレースのドレスを身に着けたことで一躍有名となり、それ以降「純白のウエディングドレス」や「レースのベール」など、白の花嫁衣装が定番となりました。現在のイギリス王室でもウエディングドレスとして、また、子供の洗礼式の衣装など、慶事の際には必ずホニトンレースが使用されているそうです。
_デザインについて_
イギリスのハイクラスなブライダルスタイルを参考に、ジョアン リンジー監修の下、シンプルで上品、レースのような風合いをデザインに取り入れた「Honiton Lace」。
モチーフには3つの幸せのシンボルを取り入れています。
一つ目はレース。レースのウエディングベール(wedding veil)には、邪悪なものから身を守る、いわゆる魔除けの意味があるそうです。
二つ目はカサブランカ。花言葉は感謝や無垢、純粋。ブライダルブーケにもよく選ばれる花です。
三つめはバタフライ。変化や喜びを表し、欧米では女性に人気のモチーフです。
これら3つのモチーフを、白のボーンチャイナにレースの風合いをイメージしたレリーフで表現し、想いを込めて誕生したのが「Honiton Lace」のシリーズです。
繊細なレリーフのエンボスは美しい陰影を作り出し、プレートの縁に回したスカラップは、フェミニンで優しい表情を全体に感じさせます。

いつまでも続く幸せな食卓を願って誕生した「Honiton Lace」。おもてなしの時にはゲストの幸運を願い、お祝いの席では祝福を。そして家族との食事の時は、平和な食卓を囲む喜びを感じながら、この器を使ってお料理を楽しんでいただけたらと思います。
また、この幸せのモチーフにまつわるお話が、食卓での話題の一つになれば嬉しく思います。

「Honiton Lace」を使用したコーディネート「リラックス」はこちらから。

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