EPOCH TABLE Magazine

2020/9/10

#FOOD ラボ プロジェクト オールアバウトライフワークス×EPOCH TABLE

食器のシェアリングサービスEPOCH TABLEの夏休み特別プロジェクト「#FOODラボプロジェクト」最終回の記事になります。

「#FOODラボプロジェクト」とは、EPOCH TABLEのスタッフがこの自粛期間中、あらためて気づいた食や器で楽しむ日常について、“より深く食と器を知り、楽しむ研究をしよう!”を合言葉に、食の専門家の方々から様々なお話やアドバイスをいただき、そこからの発見・驚き・学びを得るための企画。
「好きを仕事に」を企業理念として、手芸やフラワー、食分野の講師育成を行なっているオールアバウトライフワークス様にご協力をいただき、毎回、様々な食の専門家さまへのインタビューをさせていただきます。

さて、それでは早速! 今回お会いさせていただいたのは・・・?

デザイナーが作る美しいデコ巻き寿司の世界。
多くの著書があり、TVや誌面でご活躍中の恒岡恵美先生に
リモート取材しました。

# FOOD ラボ プロジェクトも今回が最終回となりました。
普段は全国を飛び回り活躍されている、美しい巻きずしでお馴染みの恒岡先生への取材は、コロナウイルスの影響によりリモートで行なわせていただく事となりました。
パソコンをネットに繋ぎ、事前にHPなどで得た先生に関する情報を纏めたファイル、メモなどを用意してリモートアクセス!
# FOOD ラボ プロジェクト開始です。

編集部「先生、今回リモートでの取材にご協力頂き、誠に有難うございます。本日はどうぞ宜しくお願い致します。」

恒岡先生「こんにちは~!恒岡恵美です。実は日本デコずし協会のカリキュラム委員3人組の一人、飾 巻子(かざり まきこ)として活動しているんですよ。宜しくお願いします!」

編集部「では、早速インタビューを開始させていただきますっ。まず初めに先生のデコ巻き寿司との出会いと活動についてお聞かせいただけますでしょうか。」

恒岡先生「私は元々ビーズアクセサリーを作る仕事をしていたのですが、デザインを考えたり色々している中でデコ巻き寿司に出会いました。これを言うと怒られちゃうんですが、そこまで料理が得意ではなかったんですよ。」

編集部「いえいえ、こんなに素敵なフードを作られる先生なのにお料理が得意じゃないと言われたら、それこそ世間の方々に怒られるのではありませんか?」

恒岡先生「本当なんです。そんな私が2008年に千葉県山武地方の郷土料理として、母から子へ受け継がれてきた可愛らしい巻き寿司に出会ったんです。こんな可愛い巻き寿司、皆さんに知っていただかないともったいない!と思ったんですね。」

編集部「元々は郷土料理だったのですね。」

恒岡先生「地元では冠婚葬祭のごちそうとして作られていて“祭り寿司”と呼ばれていました。」

編集部「実は協会や先生のHPを事前に拝見しておりまして、先生のデコ巻き寿司はワンちゃんだったり、お花だったり、ディズニーキャラクターとコラボレーションされた本を出されていたりと、伝統料理がルーツだなんて想像していませんでした。」

恒岡先生「日本デコずし協会のカリキュラム委員3人組で様々なデザインの考案から巻き寿司としての食べ合わせ、自然素材での着色、昔からの絵柄に独自の技法でデコレーションするなど、新作デザインの制作に向けて、日々研究を重ねているんですよ。」

編集部「すみません、気になるワードがたくさん出ていますので、1つ1つ詳しくお教えいただいても宜しいでしょうか? 食べ合わせと言うのは…。」

恒岡先生「簡単に言えば巻きずしの材料の組み合わせによって、美味しい物とそうではない物が出来るという事です。可愛いデコ巻き寿司はルックスへのスポットが多く当たるのですが、食べてがっかりするような事があってはならないとも考えています。この組み合わせは美味しい、の確認からデザインを起こすことも多々あります。」

編集部「自然素材の着色ともおっしゃっていました。」

恒岡先生「自然の色って思っているよりたくさんあるんです。例えば食の世界で青色っていうとすぐ着色料を使いがちな方が多いんですよ。でも、私は自然な色で美味しく食べて欲しいので、青色はどうしようかな…そんな風に考えます。バタフライピーと言う青い花があるんです。お茶として日本でも栽培されているのですが、これを使用してみたりします。 青に限らず他の色も自然な素材での色付けを考えていますよ。」

編集部「綺麗で可愛いだけではなく、自然の色や食べ合わせも考えられているのが、デコ巻き寿司だったんですね。とても深いです。」

(写真:先生の著書やご提供いただいた作品のお写真など)

リモート取材という事でこれまでの取材とは少し違いますが、先生はとても楽しく「飾 巻子(かざり まきこ)と呼んで下さ~い」から始まり、常に笑顔でパソコンの画面からユーモアたっぷりのお話をしてくださいます。多くのTVや誌面に取り上げられている先生の魅力と、食べ合わせや自然から生み出す着色の事、そして何といっても可愛く美味しそうなデコ巻き寿司にどんどん惹きこまれていきます。

この後はTVや誌面、セミナー講師と多方面に活躍される先生だからこそ意識している事なども伺います。

_デザイン性はもちろんのこと、食べ合わせと衛生面も配慮した

デコ巻き寿司で食卓にサプライズを_

(「グレース」のコーディネートから27cmアラカルトプレートを使用)

編集部「先生、リモートでのインタビュー取材の都合で誠に恐縮なのですが、先生のパソコンでEPOCH TABLEのHPを少しご覧いただく事は可能でしょうか?」

恒岡先生「はい。お待ちください。」

先生は事前にHPをご覧になられていたようで、とてもスムーズにご準備くださいました。

編集部「EPOCH TABLEは国内食器メーカーとして初の「食器のコーディネートをそのままレンタルできる」サービスなのですが、こういう使い方をしたいなど、先生のアイディアについてお聞かせいただけますと幸いです。」

恒岡先生「私はビッグサイトなどで開催されるフード関連の見本市や展示会、住宅展示場のセミナー講師など、規模が様々な催しへの出演が多いのですが、いつもすごい大荷物です。紙皿にデコ巻き寿司をのせて試食なんて事もありますが、味気ないなぁと。テーブルコーディネートもばっちり飾り付けてお皿の色や装飾にマッチしたデコ巻き寿司を作って楽しんでもらえたら、よりサプライズ度も高くなっていいんじゃないかな~と思うんですよ。それにEPOCH TABLEは会場への直接配送も可能な訳じゃないですか。私は衛生管理などとても気を付けてセミナーを行なっているので、その為の準備も含めて荷物がどうしても増えてしまうので、直接配送は助かりますね。」

編集部「先生、衛生管理とおっしゃるのは、寿司を直接手で握らないという事でしょうか?」

恒岡先生「私はこのような時代だからではなく、常々衛生的に食を楽しんで頂きたいので舞台への登壇時でも手袋をします。お米が手につきにくくなりますし、デコ巻き寿司の食材やお米の下準備などでも徹底して手袋をしています。」

編集部「そこまで考えてやって下さる先生だからこそ、登壇やTV取材の機会が多いのでしょうね。先生のお話ぶりもさることながら、所作や考え方もすごいな~と思いました。」

恒岡先生「ありがとうございます。HPを見ていて、どんなお皿にどのようなデコ巻き寿司を盛り付けようかと…。何か希望はありますか?」

編集部「今回は実際に先生にEPOCH TABLEコーディネートページよりお選び頂き、食器に合わせて先生お勧めの盛り付けでお願いしたいと考えております。」

後日、先生よりメールを頂き、せっかくですので華やかですっきりした印象のグレースに致しましたとご連絡を頂きました。
そんな丁寧なやり取りの中で、先生について気になってしまった私はオンライン取材後、最近の先生ご出演番組や活動について書かれたブログを拝見しました。
ブログの中で、木村拓哉さんの番組100回記念にご出演されている映像を発見しました。
先生が制作された、木村拓哉さんのお顔をモチーフにしたデコ巻き寿司を驚いたりしながら楽しそうに食べられるシーンがとても印象的でした。

デコ巻き寿司はサプライズに最適とおっしゃる恒岡先生。

常日頃の食材研究、衛生管理への拘りを持ち、デザインのリクエストも聞いて下さる先生はこれまでたくさんのサプライズで多くの人々を笑顔にしてきたんだろうな~と、画面からとびきりの笑顔で質問に答えて下さる先生を拝見していて、思った次第です。

_国を問わず人気のフードアートの世界_
編集部「先生がデコ巻き寿司を通して印象に残っているお話がありましたらお教えください。」

恒岡先生「デコ巻き寿司ってデザイン性も面白くて、アートの世界だと“フードアート”なんて呼ばれているんですね。そう感じるのは日本人だけではないようで、海外の方にもとても喜んで頂いているんですよ。」

編集部「日本人の私にとってもどうやって出来上がるんだろう…と思うのですから、海外の方にとってはものすごく興味が出て自分でも作りたいと思われるのもわかる気がします。」

恒岡先生「デコ巻き寿司は金太郎飴のように切っても切っても絵柄が出ますよね。これがお寿司?と絵柄を見て興味を持って下さる海外の方がこれほどまでに多いという事は、日本食をお伝えする仕事に携わる者の一人として大きな励みになっているんですよ。皆さんが笑顔で喜んでくださったり、驚かれる姿を見ると本当にやっていてよかったなと思うんです。」

編集部「今日は先生のお話を伺う事ができ、とても勉強になりましたし楽しかったです。リモート取材を快くお引き受けいただき、誠に有難うございました!」

#FOOD ラボ プロジェクト最終回は、恒岡先生にリモートにて取材を行ないました。
全5回を通して、ご活躍されている先生から盛り付けをお教え頂いたり、それぞれの先生のおもてなしへの考え方などたくさんの学びと楽しさ溢れる企画だったのではないかと思っています。また、5名の先生にはそれぞれ違った食器をご使用いただきました。是非、先生方のアイディアやコーディネートを参考にしていただけたら嬉しいです。

〈恒岡恵美先生〉
EPOCH TABLE公認アンバサダー

2001年より完成品の販売、講習を始める。
現在は自宅の他、カルチャースクールや有名ホテルにて出張による教室の講師を務める傍ら、
ブティックやレストランのディスプレイ、ブライダルコーディネートを手掛ける。
その他、有名百貨店等への出店も実施。
2013年度 オールアバウトライフワークス優秀指導者賞 4位受賞。
2008年よりデコずしインストラクター「飾 巻子」としても活動中!
主な出演に、「NHKワールド JAPAN」「ズームイン!! SUPER」「探偵!ナイトスクープ」、
東京ビッグサイト「ホビークッキングショー」ステージをはじめ、
著書「ディズニーツムツム 巻きずし」「デコ巻きずし完全版」他

 

_#FOOD ラボ プロジェクト 今回のワンポイントワードレッスン_
①デコ巻き寿司
もともとは、千葉県山武地方の郷土料理として、母から子へ受け継がれてきたもの。地元では「祭り寿司」などと呼ばれ、冠婚葬祭のごちそうとして作られてきました。
このお寿司を現代風にアレンジしたり、昔からの絵柄に独自の技法でデコレーションした巻き寿司を「デコずし」「デコ巻きずし」としてご紹介しています。
(恒岡恵美先生公式HP マノクラッセエミより引用)

②バタフライピー
マメ科の植物で和名はチョウマメ。ハーブティーなどで青いお茶として楽しまれる事が多い。
また、お茶として入れた場合透き通るような青い色として表現されることが多く、レモンを入れる事で紫色に変わるという特徴を持っています。

 

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